2013年9月1日日曜日

スバル人の商業活動(4)


 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:178頁

 第三章 スバル人の商業活動(4)

  古アッシリアの初期三十代の王名はシュメル名でもなく、

 セム系でもないことが知られるが、

 これらの王名はスバル人のもので、
 
 彼等が軍事力によったのではない、

 それが神殿によって統率されていたにしても

 商人国家を形成していたのである。

 西アジアにおいて

 貴重な錫の商業権を独占していたことをうかがわせるのが

  annakam と呼ばれる前期アッシリア商人(といってもスバル人と思われる)が

 アッシュールからアナトリアのカネシュへ運んで行った金属名である。

 正確には何の金属であったか疑問もあるようだが、錫と考えられている。

 シュメル語の anna は錫と鉛少々の合金とされている。

  アッシリア商人が主に扱ったのは金属と

 ウガリットを窓口とする織物・染料であったが、

 スバル人が確立したネットワークは

 古アッシリアを重商主義国家として発展させていったのである。



 ARPACHIYAH 1976

 『参考』
 
 Tell Arpachiyah (Iraq).

 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

  シュメル語・日本語

 《Key Word》

 アッシリア王名表

 アッシュール

 カネシュ

 古アッシリア

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