『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:221頁
第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(8)イベリア半島-3
例として挙げるのであるが、バスク語で鹿を意味する
orein はコーカサスのグルジア語での iremi の同義同根語である。
文法上でも能格を持ち主格と区別されるなど
バスク語とコーカサスの諸言語との共通性を是認し、
バスク人はコーカサスからやって来たと主張した学者がいた。
ここで対象にされているコーカサスの諸民族とは
グルジアに居住する 諸族のことである。
バスクがコーカサスと結びつけられたのは、
グルジアの地にイベリア国がローマ時代まであって、
その名称がイベリア半島のイベリア人の呼称であることにもよる。
イベリア人とバスク人の関係については語学上原初イベリア語は
バスク語であったとの見解を述べる学者が以前にはいたけれど、
現在では原初のイベリア族は単一民族でなく、
その言語も単一の言語でなかったと考えられる、
バスク語もイベリア族の複数言語のうち一つであったとの見解が
一般的に承認されている。
イベリア族も土着の民族とは考えておらず、
外来の民族で起源をコーカサスに求められているのは上記の通りである。
論争の争点はコーカサスからの移動行程についてである。
その一は、コーカサスを発ち大陸を横断し、
ピレネー山脈の北方から入ってきたというもの。
その二は、アナトリアを経てアフリカ大陸に入り、
南方から上陸して来たというものである。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Ir aq).
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《Key Word》
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