2013年9月10日火曜日

カルト(スバル)人の地中海進出(4)クレタ島-1


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:197頁

 第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(4)クレタ島-1

  クレタ島が牡牛信仰の、

 それも牛角崇拝の聖地であることはよく知られているところである。

 クノッソス宮殿には牡牛の角を模した

 「奉納の角」と称される巨大な石造物が天を突いて立っている。

 宮殿の壁にも牡牛は描かれている。

 宮殿の北口玄関付近の壁には、

 角を前に突き出し突進する朱塗りの牡牛が描かれている。

 壁画の中にはスポーツ競技の一種であったのか、

 牡牛の背を逆立して飛び越える競技者らしい姿を描いたものもある。

 また、

 工芸品の中に凍石製の牡牛の頭に金色の長い角をつけた角杯がみつかり、

 その精巧さと写実性は発掘後驚嘆されたところである。

  また、「奉納の角」型の像が宮殿内のあちこちの部屋に掲げられたり、

 祭壇の上に置かれており、

 この島の宗教が「牛頭崇拝」であることを示している。

 このような「牛頭崇拝」は島内で成立したものであろうか。

 現在のクノッソス宮殿の遺構は紀元前一六世紀の中頃、

 クレタ島に近いティーラ島のサントリニ火山が爆発し、

 排灰により埋め尽くされ破壊が少なかったため

 貴重な遺物が現在にもたされたのである。


    ARPACHIYAH 1976:高床式建物・神殿  

     


 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 
 Tell Arpachiyah (Iraq).

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 《Key Word》

 クノッソス

 クノッソス

 角杯

 ティーラ島
 サントリニ火山

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