『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:216頁
第三章 カルト(スバル)人の地中海進出(7)ベルベル人-2
現在のリビアの地中海にあるシルテ Sirte 湾は
古代にはケルト Kert 湾であった。
首都トリポリの西方にある Zuwarah は古代都市 sabrata の近くの町で、
その名称の裏にスバルがある。
リビアの西方、カルタゴのある国チュニジア及び首都チュニスは
フェニキアのチュルスを移した地名である。
チュニスからまた西方へ海岸を辿って行くと
現在のアルジェリア国内になるが、
古代においてキルタ Cirta という町があった。
ケルト湾、サブラタ、カルタゴ、チュニス、キルタは
ケルト人に係わる固有名である。
Carthago の名称についても「新しい都」を意味する
Qart-hadasht をローマ人が訛って呼んだものとの見解も
出されているが妥当性は低いと思う。
語幹はケルトで、語尾 -ago ないし -hago は
クレタ島を称した Agia ないし Hagia に対応し、
ギリシャのアルゴーナウティカ神話に登場するパイアーキアと
関係すると考えられる。
カルタゴの地域が数千年間にわたり繁栄した理由は、
この地域に鉛が採れたからである。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Ir aq).
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シュメル絵文字
シュメル語・日本語
《Key Word》
アルゴーナウティ神話
パイアーキア
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