2013年11月25日月曜日

ヤハウェとモーセ-6

 
 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:327頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:ヤハウェとモーセ-6

  まず、この節句はセム語の一言語アッカドに依るものと考えられる。

  ASHR はアッカドの asuru で「包囲する、含有する」を

 意味する動詞であると同時に、ジャン・ボデロが

 「メソポタミア」で説くところの関係代名詞の役割を果たす。

 同書はマルドゥク神の別称としてその例を上げる。


  農業を援ける者       šârúk mêrešti

  (畑の)区画を定める者    ša ęşrata ukinnu

  穀物の創造性        bânû šeám u gê

  (あらゆる)緑のものの生産者 mišeşş urgiti

  アシェルの完全な表現はないが、

 楔形文字の構成の中に含まれているのである。

 次に、AHYH であるが、

 これはアッカド語の神名 Eā に依拠しているように思える。

 エアはシュメルのエンキ神のことで、

 その主神殿がエリドゥ市にあったことは累々述べてきたところである。

 ジャン・ボデロは Eā が Ayya Aya Ya に起源が遡ると説く。

 エンキ神はアプス Apsu (地下の淡水) の神であり、

 モーセを水の力をもって支援したその神威と相通じる。

 創世記第二一章にみられるアブラハムの時代イサクの掘った井戸のある

 ベエルシバの伝承に現われた神でもある。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)  
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ

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