『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:340頁
第六章 イスラエル人と月氏:イスラエルと月氏(2)メディアから安定へ-2
「高い所」の信仰はバアル神信仰で、その象徴は牡牛である。
サマルカンド近郊の町キシュ Kish はヘブライ語で
「牡牛の」の意味の kiish によるだろう。
ソクディアナには牡牛に係わる地名がよくみられる。
そこを流れる川の名称アム Amu はシュメル語で野牛である。
後世オクサス óxus となるが、
これはヨーロッパ語圏の用語で牡牛である。
サマルカンドとキシュの間の町
マイムルク Maimurg はセム語で三日月を表す。
一三世紀から一四世紀にかけて
エジプトから地中海東岸のアレッポまでを支配においたイスラムの
マメルク Mameluku 朝名と同義である。
このようにソグディアナが牡牛の祝祭を行っていた可能性があり、
その担い手がサマリアから移動させられたメディア周辺にいたヘブライ人で、
メディア国の拡大の時期に
中央アジアまでさらに移動したのではないかと推測される。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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