『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:298頁
第五章 旧約聖書「創世記」:ノアの系図-1
創世記第一〇は述べる。
「ノアの子セム、はむ、ヤペテの系図は次のとおりである。
洪水の後、彼等に子がうまれた。」
この三人の名前、セム Shem、ハム Ham、ヤペテ Japheth については、
その字義を詮索しない方がよいのかもしれない。
だが、それぞれに連なる系図の人々の特質を考えると、
やはり検索せざるを得ないのである。
セムはシュメル語の Śum(供犠する)に由来する
「供犠の人々」と考えられる。
ハムは、グルジア語の天候 hava 、
あるいはシュメル語の天 an に係わり、
「自然神崇拝者」の人々の代名詞と考えられる。
ヤペテは、ギリシャ語の άπο-θεώ(人間などを神として崇める)、
ラテン語の apotheosis 、ドイツ語の Apotheose 、
サンスクリット語の avatana に係わり
「神化宗派」ということができる。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器につ い て
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
《Key Word》
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