2013年11月7日木曜日

(2)ピソン川-1


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:291頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:(2)ピソン川-1

  エデンの園から流れ出した一つの川から分かれた四つの川のうち、

 第三の川ヒデケルは

 シュメル語呼称 Idigno 、またはトルコ語名 Dicle から

 解る通りチグリス川のことであり、

 第四の川ユフラテはユーフラテス川であることは明白である。  

 しかし、第一の川ピソン川と第二の川ギホンについては不明瞭である。

  ピソン Pison 川はハビラ Havilah を流れるという。

 ハビラはハブールのことで、

 北東シリアを流れてユーフラテス川に入る

 ハブール Khabur 川こそピソン川なのである。

 ハブール川とユーフラテス川の合流点に Basayrāh の町があり、

 そのすぐ西に」 Bashri 山地があるが、これらは Pison の転訛と考えられる。

 この流域の産物として、金、縞瑪瑙、ブドラクが挙げられる。

 Bdllium は樹脂と理解されている。

 縞瑪瑙は onix であるが、瑪瑙は英語で agate 、ドイツ語で Achat である。

 この地方の古代の産物に玄武岩があった。

 玄武岩は英語で basalt という。

 ブドラクは英語で bdllium (アメリカ聖書教会版) などと表記され、

 アスファルト(瀝青)、時にはゴム樹脂との解説もされている。

 英語の樹脂ないし瀝青を表す用語には pitch があり、

 これは松脂をも意味する。

 ラテン語の瀝青は pix/picis で松(pix、picea)に由来し、

 ギリシャ語の松 πιτνζ、樹脂 πιζζα(πιττα)に対応する。

 ピソン名はこの松樹脂に由来するとみられる 。


 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 
『参考』
 
  Tell Arpachiyah (Iraq)

 ハラフ期の土器につ い て

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 《Key Word》

 ブデリウム

 ブドラク

 大発見、日蓮曼荼羅と創世記のエデンの園は一致する

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