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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:289頁
第五章 旧約聖書「創世記」:(1)エデンの園-3
ここにはミタンニ時代の都市アラプハなどがあった。
このようにみてくると、
エゼキエル書の記述は北メソポタミアの北西から東南に向かって
徐々に記述していることになる。
従って第三番目に記されたエデンは
カンネとアッシリアの間にあったことになる。
エデンはハブール地域の中にあったことになる。
そこでこの地域に探ってみると、
トルコ領内に Idil という小さな町が現在あることが分かった。
チグリス川のトルコからイラクへ入る地点にある Cizbe の町から
西に向かって街道を行くとチグリス川の別称である Dicle の町があり、
更に西行した所にある町である。
その先には Haberli の町がある。
この Idil の付近こそエデンの比定地とされるのに十分である。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Ir aq).
ハラフ期の土器につ い て
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
《Key Word》
ミタンニ時代
ミタンニ(ヒッタイト語:Mi-ta-an-niあるいはMi-it-ta-ni、
アッシリア語: Ḫa-ni-gal-bat - 「ハニガルバト」)は
フルリ人が紀元前16世紀頃メソポタミア北部の
ハブル川上流域を中心に建国した王国である。
戦士階級に支配される封建的国家であり、
支配階級は元来インド・ヨーロッパ語族系の出自を持つと推定される
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