『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:316頁
第五章 旧約聖書「創世記」:(3)セムの子孫©アブラムとアブラハム-3
困窮していた神々はそれに同意した。
そして犠牲に殺された下位の神が We-ilu (We神)であり、
新しく組成された生物が、その神の名をつけたもの awelu
つまり人間であった。
よって人間は神のため労働する奴隷である。
後になって自由民に対する非自由民としてこの用語は使われたが、
本来の意味では神に対する隷属であって
人間社会における支配の関係ではない。
その意味における奴隷はアッカド語では ardi がある。
神々の奴隷である人間は神の食料(神饌)を確保するために
労働に勤しみ日々供物を献ずるように運命づけられている。
この運命を従順に守り供犠を励行するのがセム族で、
セムは śam (シュメル語で「供犠する」)であることはすでに述べた。
ノアも箱舟から出てから神に犠牲を献げた。
アッカドの粘土板の資料には
日に献げられた供物のリストが面々と記されている。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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