『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:297頁
第五章 旧約聖書「創世記」:(3)ギホン川-4
それではギホン川とはどこなのか。
前述の解釈からすると
メソポタミアを流れる川であることをが想定される。
ギホン川とは、北イラクを流れる大ザブ川である。
これまで何回となく引用してきた川でである。
現在イラクでは「ハブールの大ザブ川」が正式名である。
この地方はフルリ人の活躍した地域であるが、
Gihon はドイツ語の Gehörn 、英語の geweih (角) の同類語とみられ、
チグリス川と大ザブ川の東の町 Guwer や
ニネベ近くの遺跡 Tel Gawra の地名に対応する。
ウラルトゥ時代の大ザブ川中流のハブウリにあった
ムルシルの神殿には牛角を意味する
ハルディ khari 神が祀られていた事実も補足説明となる。
ギホン川は「角川」である。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器につ い て
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
《Key Word》
0 件のコメント:
コメントを投稿