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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:293頁
第五章 旧約聖書「創世記」:(2)ピソン川-3
シャルル・キンの出身は東部セム族に属すアッカド語で言う
アムル Amuru 人、シュメル語でマルトゥ Marti 人、
旧約聖書でアモリ Amori 人といわれた部民であった。
彼等はユーフラテス川の上流シリア高原の出身、
つまり、ハブール川の流域とされている。
ピソン川流域の産物に縞瑪瑙があり、
これが瑪瑙の一種であることはもちろんだが、
ドイツ語名 Achat 、英語名 agate は
地中海の瑪瑙の産地シシリ島の西端にある Agates 諸島に依るとされている。
この地方はマルタ島に近く、ケルト人が進出し居留した所とみられ、
島名も西アジアから持ち込まれたとみられる。
シャルル・キンの建国したアッカド名は、
この瑪瑙名に由来すると考えられる。
彼等はユーフラテス川を下ったという伝説は、
この経緯を物語化したものであろう。
創世記のいうピソン川がハブール川であったことを補足する物語である。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器につ い て
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
《Key Word》
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