2013年11月23日土曜日

ヘブライ人とユダヤ人-4

 
 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:320頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:ヘブライ人とユダヤ人-4

 ところで、月神を象徴する月の造形が満月でなく、

 なぜ、三日月なのであろうか、。

 それは紀元前八世紀の

 サハアルのバル・ラキブの石板にうかがわれるように

 牛頭の角を模しているからである。

 ウル市からは紀元前四千年紀の遅い時期に

 製作された牡牛に大麦を刻んだ石製の鉢が見つかっている。

 大麦と牡牛の組合せは犠牲にされる牡牛を表しており、

 ウル市においても牛供犠が行われていたことを示唆している。
 
  カルディアのウルにいたアブラム一族が

 この月神信仰に馴染んでいたと十分推測できる。

 アブラムの一族はハランに移るが、

 ハランからそう遠くないアレッポにも月神殿があった。

 その軌跡には月神の影がつきまとう。

  ヤコブの子ユダが生まれた時、

 母は「わたしは今、主を褒め称える」といって

 ユダと名づけたといっている「褒め称える」はセム語(アッカド語)で

 harviru であり、

 YHVDH(Judah) は月崇拝者(賛美者)を意味する。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ

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