『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:320頁
第五章 旧約聖書「創世記」:ヘブライ人とユダヤ人-4
ところで、月神を象徴する月の造形が満月でなく、
なぜ、三日月なのであろうか、。
それは紀元前八世紀の
サハアルのバル・ラキブの石板にうかがわれるように
牛頭の角を模しているからである。
ウル市からは紀元前四千年紀の遅い時期に
製作された牡牛に大麦を刻んだ石製の鉢が見つかっている。
大麦と牡牛の組合せは犠牲にされる牡牛を表しており、
ウル市においても牛供犠が行われていたことを示唆している。
カルディアのウルにいたアブラム一族が
この月神信仰に馴染んでいたと十分推測できる。
アブラムの一族はハランに移るが、
ハランからそう遠くないアレッポにも月神殿があった。
その軌跡には月神の影がつきまとう。
ヤコブの子ユダが生まれた時、
母は「わたしは今、主を褒め称える」といって
ユダと名づけたといっている「褒め称える」はセム語(アッカド語)で
harviru であり、
YHVDH(Judah) は月崇拝者(賛美者)を意味する。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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