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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:315頁
第五章 旧約聖書「創世記」:(3)セムの子孫(c)アブラムとアブラハム-2
この時を機にアブラム Abram はアブラハム Abraham となった。
神による改名伝達の意義は何であったろうか。
その理由を「あなたを多くの国民の父とするからである」
といっている。
アブラハム名にその字義が含まれているのであろうか。
セム語に属するアッカド語において
「人間」を表す用語は awilim であるが、
アブラムはこのアビリムを祖語として作られた人名と考えられる。
Awilim を理解するにはシュメルの神話「アトラ・ハシース物語」を
参照しなければならない。
アッカド語の楔形文字で書かれたこの物語に登場する用語
awelu がその祖語である。
同神話は物語る。
神々の間では上位と下位の神々に分かれていて、
下位の神々がその共同体のために労働に従事していたが、
彼等は疲れ果て労働を拒否し始めたので、
上位の神々は困ったが、
智恵の神エア神(シュメルのエンキ神)が解決策を提案する。
一人の神を殺し、粘土にその血を混ぜて粘り込んで、
それで新しい生物を作り、
その新しい生物に神々の共同体のために労働させようというものである。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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