2014年1月16日木曜日

インドの神々(22)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:473頁

 第八章 インドの神々

 (3)叙事詩の神々(10)
 
  (d)八大世界の守護神

  ①インドラ  :

   リグ・ヴェーダにおいては最も敬愛され、

  アーリア人のインド開拓の武勇神として

  最高の支配的地位にあったが、

  叙事の神話ではその地位が低められ、

  神界の王座を占めているものの、

  東方の守護神とされてしまった。

  同神がインドに来る前に西アジアで活躍したこと、
 
  またそれよりずっと古く、

  メソポタミアのバビロン創世神話に語られる

  シュメルの大祖神アンシャルもインドラ神と同じと考える者にとっては、

  そのいく末の姿に寂しさを覚える。

  ②ヤマ Yama  :

   リグ・ヴェーダでは最初の死者で天上楽土の王者であったが、

  叙事詩では恐ろしい死神で、その国は地下に移された。

  地獄で鬼卆を使って罪人を拷問に掛け、審判し責苦を負わせた。

  ③ヴァルナ  :

   リグ・ヴェーダの時の「空の神」の神格を失い、水神となり、

  司法神、天地の主宰神の地位も奪われてしまった。

  ④クベーラ Kubera  :

   同神はヴェーダでは魔族の王であったが、

  叙事詩では大変重要な黄金を扱う財宝神となった。

  同神もヒマラヤのカイラーサ山頂の

  美しいアラカー城を都としている。

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)  
 ハラフ期の土器について
 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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