2014年1月30日木曜日

三星堆の祭祀(12)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:487頁

 第九章 中国の祝祭と皇帝

 三星堆の祭祀(12)

 (3)三星堆の遺物と信仰(5)

 そこで考えられるのが「トキ」である。

 日本ではトキに鴇の字を当てているが、

 中国においては野雁(のがん)を意味する。

 漢字の鴇と鴾がトキを表わす。

 トキは赤が基調になっており、

 顔が無毛の裸で赤色、羽毛は全体的には白色であるが、

 風切羽と尾羽の元根部分に淡紅色(とき色)がある。

 その尾羽は短く隹の部類である。

 嘴は鶴のように長いが下方に円やかに曲がっていて

 水中の魚を採るのに便利になっている。

 朱鳥という表現がある。

 赤色の鳥で雁の異名とされるが、説文に「雁、鵝也」とある。

 がちょうには赤い種はみられず白色である。

 また朱鳥には鳳を表わすことがある。



 トキを日本では「とき、つき、とう」または桃花鳥という。

 奈良県橿原市鳥屋町辺りはかって築(つき)、

 また桃花鳥と表記されたトキ名の遺称地である。

 漢字の鵃(かん)も丹色の鳥で赤い鳥であるが、

 人面に喙がある鳥とされトキと考えられる。

 魚鳧王の鳧も崩せば「鳥(ちょう)-几(き)」でトキに近似する。

 トキは後頭に冠毛(毛角)がある点において雚であり、鸜に妥当する。

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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