2014年1月13日月曜日

インドの神々(16)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:467頁

 第八章 インドの神々

 (3)叙事詩の神々(4)

  (c) シヴァと妃パールヴァティ  :

   シヴァの身は異常に大きく、両眼は恐ろしく、

  口は不恰好であり、舌は刀のようであり、歯は大きくて鋭い。

  虎の皮を巻き、衣は白である。

  そして革髪、祭纓、旗幟、牡牛は全て白で、頭には月を王冠とし、

  妃パールヴァティと共に白牡牛(ナンダ)に乗る。

  シヴァの武器はパーシュパク槍、ピナーカ弓、斧、三叉杖である。

   ブラーフマナ時代と同じく、

  彼は恐ろしい側面を持続し、火、雷光、太陽で表わされる。

  しかし、温和な面も具えるようになった。

  シヴァとは「吉祥」の意味である。

  それを象徴するのが月で三日月の王冠を着けている。

  主権者、支配者のため

  マヘーシュヴァラ Maheśvara(大神)、

  イシュヴァラ Îśvara (主宰神) 、

  ヴィシュヴェーシュヴァラ Viśvešvara (万有の主宰神) 

  スターヌ Sthānu (不動なる者)、

  パシュパティ Paśupati (家畜の王、牧者) 

  と呼ばれる。

  牧者と呼ばれるのは、

  人間が牧者に従う家畜のようにシヴァに従属することを示すもので、  

  牧畜の神ではない。

  またヴリシャ Vŗşa (牡牛)と呼ばれるのは、

  彼が牡牛を乗物としているからであり、

  彼の標識が牡牛であるからである。

  叙事詩のシヴァ神の特異な象徴は

  生殖の神と認められている事である。

  その象徴がリンガ Linga (男根) で、
 
  その儀礼はインド全土に分布しており、

  洞窟に祀られていることもある。

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 アルパチア遺跡出土の碗形土器
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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