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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:639頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
八溝山:薬師信仰の山(5)
その他十殿神社と薬医神社も挙げておく。
①東白河郡塙町山形字小屋曽根(※十殿神社)
②東白河郡塙町那倉字岩下(※十殿神社)
③東白河郡塙町片貝字後沢
④いわき市平谷川字吉野村作
都々古別神社については延喜式神名帳白河郡に
「都都古和気神社名神大」と載り、
その重要であったことが解かる。
同社は陸奥一の宮と称された。
その比定社について現在の棚倉町八槻大宮の都々古別神社か
②棚倉町字馬場の同名社かで
論議があってどちらか決しかねているという。
しかし、どちらか一方に決める必要はない。
本来近津神は cikitsa の神、アシュヴィン双神と
いわれるように双子で、二神一体の神である。
二つの神社で一宮と考えることができるのである。
そのような例は祭神が誰かの問題はさておき、
諏訪神社を典型とする。
上社下社があり、
上社には前宮と本宮、
下社には春宮と秋宮と不二一如の形態にある。
祭神建御名方神より古層の信仰である社宮司社として
北方御社宮司社と南方御社宮司社とあるばかでなく、
御名方神の史料での初出は
「南方」神であり「北方」神が想定されての
神名とさえも考えられるのである。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ