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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:633頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
大江戸:塩土老翁の鎮座地(24)
江戸川の東京湾への河口の河口の東は現在船橋市であるが、
そこに船橋大神宮が鎮座する。
同社は延喜式神名帳の「下総國葛飾郡」の載る
「意富比神社」である。
この「意富比」については本義が明らかにされていない。
神名帳は「イフヒ」と訓音をつけているが、
後の「埼玉・鹿島:剣持神の國」の
稲荷山古墳の鉄剣でも追求するが、
「意富」は「オホ」で「飫富、太、大」と同音の用語である。
よって「意富比」は「太日」と表記でき、
これは太日河の「ふとゐ」である。
ここで何故「フトイ」と解釈できるかは
同神宮の鎮座地宮本の地区内に
「峰台」の小字名があることによる。
宮本は鎌倉期からみえる地名であるが、
その地の古名が峰台であったと推測される。
同社を西方からみると確かに小高い峰の上にある。
峰台は「フタイ」と読め、「ふとゐ」と殆んど同音である。
初めに「ふとゐ」があり、
峰台が当て字(あてじ)とされたものであろう。
神社名も本来は「ふとゐ」であったと考えられ、
インドラ神信仰から同神が祀られていた可能性が高い。
塩土老翁神は
さらに東北の宮城県塩釜市一森山にも奉祭されている。
塩釜神社と一般に書かれているが、
塩竈神社が正式名で、その別宮に鎮座している。
同社の本殿には武鹿槌神、経津主神が祀られている。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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