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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:617頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
大江戸:塩土老翁の鎮座地(8)
猿田彦神は古事記に猿田毘古神と表記され、
邇邇芸命(日本書紀の瓊瓊杵尊)が天降りしようとした時、
天の八衢にいて、天宇受売神(天鈿女命)に問わせたところ、
「わたしは同神で、名を猿田毘古神という。
ここに出ていたのは、
天神の御子が天降りされると聞いたので
御先導きをして奉りたいとお迎えに参ったのです」と述べた。
その性格は塩土老翁と同じ「導き」の役柄である。
このことより同神は道祖神と結びつけられている。
天宇受売神は
後に猿田毘古の名を負って猿女君と称されることとなる。
古事記は
猿田毘古神が阿邪訶に坐す時漁をしていて
比良夫貝に手を咋い合されて海塩(潮)に沈み溺れてしまったと語る。
阿邪訶は現在の松阪市大阿坂町で阿射加神社が鎮座しており、
猿田彦神を祭神といしている。
また、伊勢市宇治浦田町に猿田彦神社が鎮座し、
その主祭神である。
猿田彦神は道祖神と結びつけられていることを述べたが、
その他白鬚明神、椿大神、庚申としても考えられている。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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