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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:606頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
横山:医方明の山(3)
蓬平の山上が高ボッチ高原で、
横山神社のある「横山」である。
北熊井には横畑、横町といった地名がある。
医王堂に類する遺称は見られないが、
「横」がそれを代弁していると考える。
「ヨコ」はサンスクリット語の yoga の転訛である。
インドのヨガの概略については第八章で紹介した。
本来「実施、適用、対応」の意味で、
「医療、治療」を強調する用語である。
鉢伏山のヤブセである薬草とヨコである医療を合わせ、
筑摩山地は医薬の山である。
佐保佐神社のある長崎県松浦郡、
田平郡にある阿羅仁神社は
デーヴィ女神をいうものであると述べたが、
ここの阿礼神社も同女神をその往昔には祀っていたとみられる。
東山には大欠(おおかけ)、欠ノ湯温泉と「欠」のつく地名がある。
「欠(けつ)」は
サンスクリット語の ketu の転訛で「光明、光輝」を表わし、
aruni (暁)に対応する。
塩尻市の熊井、内田はかって片丘村であった。
この「片」は「欠」と同根である。
北熊井には北原、北村の地籍が古くからあるが、
双方とも ketu-māla に由来する。
《Key Word》
高ボッチ高原
阿羅仁神社
阿礼神社
欠ノ湯温泉
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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