2014年5月24日土曜日

大江戸:塩土老翁の鎮座地(20)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:629頁

 第十一章 日本に祀られたインドの神々

 大江戸:塩土老翁の鎮座地(20)

  「赤坂」と「空虚」の組合せは、

 奈良県天理市和爾町に赤坂彦神社があり、

 その東奈良市内に仏教化された

 名称「虚空蔵町」がある例がある。

 同社は神名帳大和国添上郡に載る

 「和尓赤坂比古神社大」である。

 また、熊本県荒尾市大島の四ッ山神社は

 「虚空蔵さん」と呼ばれ親しまれているが、

 「四ッ」が cutartha である「虚空」であることが解かる。

 栃木県の矢板市から大田原市を流れる川は箒(ほうき)川という。

 本書の「はじめに」において取り上げた

 「信濃風土記」逸文の「箒木」に係わる川名で

 「ほうき」が「空しいこと」の代名詞であることを述べたが、

 箒川名もまた「空、虚空」川である。

 矢板市の上伊佐野の川辺近くに「赤坂」地名があるばかりでなく、

 その上流塩原町へ遡ると赤川となり、

 その水源の沢を空沢という。

 箒川は大田原から那須郡の湯津上村、小川町、馬頭町の境界で

 那珂川に合流する。

 那珂川は黒磯町の那須高原から流れ出る水流を全て集めて来る。

 双方とも「四位」に由来し空虚の意味であり、

 「那珂」はまたサンスクリット語の 

 nāka の音写で「天空、大空」を意味し、

 箒の内容に一致するものである。

 同川は茨城県に入り那珂郡を形成し、

 ひたちなか市と大洗町の境界をなして太平洋に流れ入る。
 
 河口の北岸ひたちなか市には赤坂の地名が残る。

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部




 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ 

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