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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:625頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
大江戸:塩土老翁の鎮座地(16)
ヨガである用賀とも関係する
医方明に係わる地名について考察する。
それは「荏原郡」で、現在品川区にその遺称が多い。
荏原名は万葉集にも登場する古地名である。
新編武蔵風土記が
「荏(エゴマ)の繁茂する所」との見解を出しているように
「荏」は荏胡麻のことで、
その栽培が広く行われたことによる地名が「荏原」と考えられる。
エゴマの種は搾って油を作る。
これらトウゴマ(唐胡麻)から搾ってヒマシ油とし
下剤として薬用に用いられると同様、薬用にされたとみられる。
その原産地は日本ではなく、
中国南部やインドなどの熱帯性植物である。
この地方へは木綿と同じくインドからの知識を得た集団が
持ち込んだと考えられる。
胡麻油(蓖麻子油)はインドの医方明の四種含消薬の一つ
taila である。
品川区内の平塚の「平」がそれに係わり、
隣接する「大崎」は「搾油者」を意味する
osika あるいは同義の auşţrika を祖語とする。
また、山台、後地は和名類聚抄で
御田郷と記されている名称に比定されいるが、
薬草を表わす aşadhi ないし ausadhi に係わる。
そして、区名でもある「品川」は「油脂」を意味する
サンスクリット語の sneha を祖語とする。
本来
「油を含むこと、もの」「油脂の多いこと、もの」の語義で
油、脂肪を表わし、エゴマをここでは指す。
「シナカワ」を敢えて結びつければ、
「油脂の多い、油でぬるぬるする」の
snehavat となる。
品川郷名は平安末期から史料に現れた地名である。
この地域に現在、薬科・医科大学や製薬会社の工場が
あることは因縁のあることである。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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