2014年5月17日土曜日

大江戸:塩土老翁の鎮座地(9)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:618頁

 第十一章 日本に祀られたインドの神々

 大江戸:塩土老翁の鎮座地(9)

  猿田彦は塩土老翁神とその性格で「導き」に要約され共通する。

 実は「サルタ」は

 サンスクリット語の surendra,suradhpa に伝拠する用語でである。

 双方とも「神々の首長」を意味し、インドラ神の呼称である。

 Sur-endra(indra),sur-adhi-pa で、

 sur が「神の」、 adhi は吾田(阿多)と同じで「上方の」、

 pa は pati と同じで「祖、父祖」を表わす。

 猿田彦神、塩土老翁神が同じ神であることは明らかである。

 猿田彦神社のある伊勢市宇治浦田は

 伊勢神宮の内宮・外宮の中間にあり、その重要さが窺われる。

 同神の後裔大田命が倭姫命に神宮の宮地を献上したと伝えられ、

 伊勢の地の古い勢力の中心であったとことを示す。

 伊勢の国に堅神、土宮とインドラ神(塩土老翁神)が

 祭祀されていたことは明らかである。

 浦田の隣りの桜木町名は śākrá に依るが、

 「浦田」にも重大な秘密が隠されている。

 それがインドラ神の住居であるメル山(須弥山)がある。

 Jambu-dvipa を表わしているからである。

 同語が漢訳されると「蒲桃」と表記される。

 蒲桃(ほとう)は浦田(ほた)と近似する。

 その音訳は

 贍部州(じゅんぶしゅう)、閻浮提地(えんぶたいち)と表わされ、

 「浮提」が蒲桃、浦田に対応する。

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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