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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:514頁
第九章 中国の祝祭と皇帝
五帝と夏禹(7)
ここに取り上げたのは周一族である魯国がみた杞国は
「夷」「えびす」であるとの見地を明らかにするためである。
これはまた周にとっても杞である禹夏が夷族であることを示す。
ということは、王帝から始まる五帝の系譜は夷族であり、
周族とは別であることを示す。
「孟子」離婁章句下風三三章は
「孟子曰く、舜は諸憑に生まれ、負夏に遷り、
鳴條に卒わる。東夷の人なり」と記す
(諸憑:直隷省真定府冀州、
負夏:河南省衛輝府、
鳴條:山西省平陽府安邑県)。
五帝本紀「舜帝」にも「舜は冀州の人なり」 とある。
つまり舜も夷族なのである。
五帝本紀に
「王帝より舜・禹に至るまで皆同姓なり」とあり、
一統してみることは間違いではないのである。
また、夏について
「帝禹を夏后と為す。
而して氏を別って、姓は姒氏」とする。
姒は漢語で yi で、彝 yü 義 yù と同訓である。
夷族である夏はその母族が彝族であることが考えられる。
貴州省と雲南省の北東端にある彝族の居住地にある
鳥蒙山脈名は名山の鳥蒙山と同じく、大禹に係わる名称である。
義は義氏で、和氏とともに天地を祀り、
日月星辰のことを掌る氏族である。
夏氏はまた和氏である。
黄帝の種族は珉山・阿尼瑪郷山脈地方にいた
羌族のうちの和夷(哈尼族)と夷族(彝族)に
変名した人々であるということが出来る。
彼等が山繭から糸を作ることを発見したのである。
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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