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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:520頁
第九章 中国の祝祭と皇帝
黄帝と洪西(クンシー)(2)
この洪西は、
タイ内に移住した哈尼族の同族アカ族でも
「クンシー」の祭りとして継承されている。
そこでは、「畑(田)-新」と理解されている。
哈尼族の新年は「六月年(六月正月)」と呼ばれるが、
紅河地区では「苦紮紮(クチャチャ)」、
西双版納では「耶苦紮(イェクチャ)」という。
「クチャ」は洪西と同祖である。
そして黄帝「クンティ」とも同祖と考えられるのである。
哈尼族、彝族は四川盆地にいた和族であり、
その稲作の神がクンシーなのである。
後には述べる日本に渡って来た
倭族の得意とする技術が
「養蚕と稲作」であったことも考慮すれば、
黄帝が稲作の神「クンシー」であったことを
否定することは出来ない。
史記の「黄帝」には
「土徳の瑞有り。故に黄帝と号す」とある。
土徳とは明らかに農業を表わしている。
「時に百穀草木を播き、鳥獣虫蛾を順化し」とあるのは
その証である。
黄帝は倭族の農業の祖神なのである。
そのためか三国時代の漢の復興した國、
蜀が成都に首都を置いた影響で
劉備の義兄弟関羽の名称に転換され
「関帝」となり中国各地で廟が建てられている。
関羽は帝位に就いた者でなく、劉備の臣下である。
にも係わらず「帝」字が与えられている。
この名称の秘密がそこにあり、
漢族は和族の祖神を積極的に尊崇できないために
敢えて関羽を習合させたのではないかと推察される。
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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