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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:509頁
第九章 中国の祝祭と皇帝
五帝と夏禹(2)
ここで考えたいのは史記五帝本紀「黄帝」で語られる
黄帝の正妃「嫘祖」の出自「西陵氏」とは
「蠶陵」をいうものでないかということである。
「華陽國志」という晋の時代に
常璩が漢中と四川について纏めた史書があるが、
その「校補図沲」本で任及強という校注家は
「黄帝娶<2>西陵氏女<1>、曰<2>嫘祖<1>、1>2>1>2>
始教<2>中原人民養蠶<1>、西陵蓋即蠶陵國也」といっている。1>2>
「西陵」が蠶陵であろうと推測しているのである。
五帝時代を史家は紀元前2200年頃の事とするが、
神話であり、史家であるかは不明である。
地方により五帝に係わる伝承があり、それは生きている。
史記は次の様に記す。
黄帝、軒轅の丘に居りて、西陵氏の女を娶る。
是を嫘祖と為す。
嫘祖は黄帝の正妃為り。
二子を生む。
其の後皆天下を有(たも)つ。
其の一を玄囂と曰ふ。
是を青陽と為す。
青陽は降りて、江水に居る。
其の二を昌意と曰ふ。
降りて若水に居る。
昌意、蜀山氏の女を娶る。
昌僕とと曰ふ。
高陽を生む。
聖徳有り。
黄帝崩ず。
橋山に葬る。
其の孫、昌意の子なる高陽立つ。
是を帝顓瓊と為す。
《Key Word》
黄帝
華陽國志
華陽國志
嫘祖
嫘祖
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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