2014年2月19日水曜日

五帝と夏禹(2)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:509頁

 第九章 中国の祝祭と皇帝

 五帝と夏禹(2)

  ここで考えたいのは史記五帝本紀「黄帝」で語られる

 黄帝の正妃「嫘祖」の出自「西陵氏」とは

 「蠶陵」をいうものでないかということである。

 「華陽國志」という晋の時代に

 常璩が漢中と四川について纏めた史書があるが、

 その「校補図沲」本で任及強という校注家は

 「黄帝娶<2>西陵氏女<1>、曰<2>嫘祖<1>、

  始教<2>中原人民養蠶<1>、西陵蓋即蠶陵國也」といっている。

 「西陵」が蠶陵であろうと推測しているのである。

 五帝時代を史家は紀元前2200年頃の事とするが、

 神話であり、史家であるかは不明である。

 地方により五帝に係わる伝承があり、それは生きている。

 史記は次の様に記す。

   黄帝、軒轅の丘に居りて、西陵氏の女を娶る。

  是を嫘祖と為す。

  嫘祖は黄帝の正妃為り。

  二子を生む。

  其の後皆天下を有(たも)つ。

  其の一を玄囂と曰ふ。

  是を青陽と為す。

  青陽は降りて、江水に居る。

  其の二を昌意と曰ふ。

  降りて若水に居る。

  昌意、蜀山氏の女を娶る。

  昌僕とと曰ふ。

  高陽を生む。

  聖徳有り。

  黄帝崩ず。

  橋山に葬る。

  其の孫、昌意の子なる高陽立つ。

  是を帝顓瓊と為す。

 《Key Word》

 黄帝

 華陽國志
 華陽國志

 嫘祖
 嫘祖

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
 
 

 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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