2014年2月12日水曜日

三星堆の祭祀(26)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:501頁

 第九章 中国の祝祭と皇帝

 三星堆の祭祀(26)

 (3)三星堆の奉祭種族(12)

 黄河がこの山脈を巻いて流れる。

 阿尼は哈尼族の古名に当たる。

 瑪は母の意味で瑪郷は母郷であり、

 阿尼瑪郷は「哈尼族の母郷」と解釈できる。

 哈尼族は、

 ここ青海の高原を古い時代に阿埧から四川盆地に出て

 遂には雲南の南端へ、そして

 タイ地域に入りアカ族ともなっているのである。

 阿埧にある汶川はかって威州と謂われた。

 威は wei で和夷 he+yi と訓音が似ており、

 蜀の地の哈尼族」の遺称地と考えられる。

 威は先にあげた貴州の威宁彝族回族苗族自治县、

 雲南省の威运江など彝族の居住する地域にみられる。

 彝族の支族中に阿細(あし)、阿哲(あじょ)がある。

 鳥居龍蔵の記す阿者玀猓であるが、

 この支族名は彝語の att, ad, ti, と表現される

 「父」に依るとみられる。

 彼等の創世史詩は「阿細歌」といい、

 アシは彝族にとって意義深い用語である。

 彼等は共通の男性祖先を持つ。

 部族ごとにこの男性祖先から始まる

 何世代にも亘る父子連名の系譜を持っている。
 
 この連名の制は哈尼族にもあり、

 その父祖を「スミオ」という。

 《Key Word》

 哈尼族
 哈尼族

 アカ族
 アカ族

 威宁彝族回族苗族自治县
 威宁彝族回族苗族自治县

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 『参考』
 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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