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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:526頁
第十章 天毒とセリカ
朝鮮と姑射
山海経において朝鮮名は「海内北経」のも現れる。
朝鮮在列陽東海北山南列陽属燕列姑射在海
河州中属列姑射西南山環之
これを平凡社版により読み下すと次のようになる。
朝鮮は列陽の東の海、北山の南にあり、
列陽は燕に属す。
列姑射は海の島の中にあり、
姑射国は海中にあり、
列姑射に属し、
西南には山をめぐらす。
燕とは春秋戦国時代に燕国のあったことから
始まる地名で、現在の北京辺りをいうものであり、
朝鮮との位置関係は確定的である。
列姑射、姑射は不確定的である。
しかし、
この朝鮮、姑射の関係は海内経の朝鮮・天毒の関係に対応する。
「天毒、この国の国民は水に居る」とは
「海中の島にある」意と同義である。
よって天毒と姑射は同じ地理的環境にあることは確かである。
平凡社版、集英社版とも
「姑射」を「こや」と振り仮名を付けているが、
中国語発音で gu-ýe である。
「姑射」名は東山経にも登場する。
「さらに南へ三百八十里、姑射の山といい、
草木なく水が多い。
さらに南へ水行すること三百里、
流沙百里にして北姑射の山といい、
草木なく石が多い。
さらに南へ三百里南姑射の山といい、
草木がなく水が多い」。
これらの姑射山については、
その前後の用語に朝鮮のような基点を
確定させるような地名がなく
どこを指しているのか確定することは難しい。
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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