2014年2月27日木曜日

朝鮮と姑射


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 旧約聖書「創世記」:牛角と祝祭・その民族系譜:526頁

 第十章 天毒とセリカ

 朝鮮と姑射

  山海経において朝鮮名は「海内北経」のも現れる。

  朝鮮在列陽東海北山南列陽属燕列姑射在海
 
  河州中属列姑射西南山環之

 これを平凡社版により読み下すと次のようになる。

   朝鮮は列陽の東の海、北山の南にあり、

  列陽は燕に属す。

  列姑射は海の島の中にあり、

  姑射国は海中にあり、

  列姑射に属し、

  西南には山をめぐらす。

 燕とは春秋戦国時代に燕国のあったことから

 始まる地名で、現在の北京辺りをいうものであり、

 朝鮮との位置関係は確定的である。

 列姑射、姑射は不確定的である。

 しかし、

 この朝鮮、姑射の関係は海内経の朝鮮・天毒の関係に対応する。

 「天毒、この国の国民は水に居る」とは

 「海中の島にある」意と同義である。

 よって天毒と姑射は同じ地理的環境にあることは確かである。

 平凡社版、集英社版とも

 「姑射」を「こや」と振り仮名を付けているが、

 中国語発音で gu-ýe である。

 「姑射」名は東山経にも登場する。

 「さらに南へ三百八十里、姑射の山といい、

  草木なく水が多い。

  さらに南へ水行すること三百里、

  流沙百里にして北姑射の山といい、

  草木なく石が多い。

  さらに南へ三百里南姑射の山といい、

  草木がなく水が多い」。

 これらの姑射山については、

 その前後の用語に朝鮮のような基点を

 確定させるような地名がなく

 どこを指しているのか確定することは難しい。

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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