ブログのタイトル「大学院講義歴史(創世紀)」は、 日本は平成から西暦2019年に元号が令和に御代代わりしました。 また20世紀も20年前に終わりました。 21世紀は日本にとっても私にとっても「黄金の世紀」です。 「黄金の世紀」に向ってそれぞれが邁進しましょう。 第二次世界大戦(日本にとっては大東亜戦争)が終了して75年目を迎えました。 更に2018年は明治維新からは150年になります。 この間の19世紀20世紀の日本の諸外国との政治外交の歴史は 事により未だ不透明な霧に覆われたままであります。 現在、日・中・韓で歴史認識が問題になっていますが それぞれの当時国が真実の歴史は何であるかの認識にたって 真剣に物事を考え、発言しないと言うだけでは問題の解決にはならない。 令和2年4月吉日
2013年10月8日火曜日
大陸ケルト人-4
『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:257頁
第四章 大陸ケルト人-4
彼等はケルトの名称を技術・文化の総称として
北メソポタミアのカルトイベリ人から受け継いだのである。
彼等がドナウ川の上流で西アジアとは違う彼等の個性に合った
ハルシュタット文化を展開し、
大量の青銅器を製造したのは紀元前十世紀頃からである。
ハルシュタット地方からは銅が産出した。
金属を手に入れたケルト人達は勢力を拡大し、
紀元前六世紀を過ぎるとイベリア半島にも至り、移植するようになる。
また、
ドーバー海峡を渡ってブリタニアからアイルランドへと植民者を拡散させた。
また、
紀元前三世紀にはその一派がポルポルネス海峡を渡ってアナトリアへ入り、
紀元前二〇〇年頃にアナトリアの中央にガラチアの中央に
ガラチア国を成立させた。
特殊な金属で Britnnia metal がある。
ブリタニアの特産の錫と銅、アンチモニー及び亜鉛を
加えた合金で銀に似ているという。
またフランス語で étainblac「錫」であるので
意味がまさに「白」であったと考えられる。
ここでローマ時代ブリタニアとよばれた Briton の地名について
述べておきたい。
Briton はフランスの Bretagne と祖語を同じくする。
それにまたシュメル語の zabar 、カナン語の bazel も同祖である。
その意味は「青銅」である。
カナン語と同様であるが、 za-bar が bar-za となったものである。
修飾語が後に付くか、
前になるのかの文法的法則の違いによって表記が変わったものである。
ヨーロッパ語は修飾語が先となる。
シュメル語は後である。
Bar はシュメル語において barbar(babbar) の同類語で
「白い、輝く」に同義である。
Za は「金属」あるいは「鉱石」を意味する。
古代においてブルターニュ、ブリテンは錫の重要な産地であった。
Za はドイツ語の zinn 、フランス語の étain 、英語の tin で「錫」である。
Zabar、barzel、Briton、bretogne は「輝く金属」の字義となる。
グルジア語に verzhx(銀) となっている用語である。
これらの地方名は古代の青銅器時代にスバル(ケルト)人が錫を求めて
渡来したことに始まる地名であろう。
ブルターニュ地方、ブリテンのコーン・ウォール地方は
現代においてもケルト人の多く住む地域である。
スバル(ケルト)人と大陸ケルト人との関係については確定的な判断ができない。
一九世紀以降の人類学者の研究で大陸ケルト人が
鼻高で金髪のゲルマン人と似た人々との判断が覆されつつある。
その様子を寺田和夫「人種とは何か」から転載して紹介する。
「フランスの著名な人類学者ピエール・ポール・ブローカは
フランスの身性の研究に基づいて、
ヨーロッパ大陸でケルト語をしゃべる唯一の地方である
ブルターニュには背の低い褐色の毛髪をもった人々のいることを指摘した。
同じ頃(1865年) イギリスでも、
ケルト語族とくにウェルシュ人は
小さくて皮膚も濃色であることが明らかになった。
古典に記されているケルトは背が高く色白であるという
身体特徴とは矛盾する結果である。
1870年代には
ドイツの学者達がシュヴァルツヴァルトやアルプスの辺鄙な土地で
テュートン的でない短頭の人々を見つけ、これもケルト族であると考えた。
ケルト系の地がその地方に多いのも傍証とされた。
十九世紀の終わり頃は、ケルト族とは、
歴史上の既述とは逆に、
濃色、短頭の人種と考えるのが人類学者の一致した意見になったと、
英国のリプレーが記している。」
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Ir aq).
ハラフ期の土器につ い て
まんどぅーかネット
シュメル絵文字
シュメル語・日本語
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
《Key Word》
ハルスタット文化
ドーバー海峡
ブリタニア
コーン・ウォール
寺田和夫「人種とは何か」
ピエール・ポール・ブローカ」
シュヴァルツヴァルト
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