2013年10月20日日曜日

洪水伝説と祝祭(4)


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:281頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:洪水伝説と祝祭(4)

 「オリエント神話」

 次に旧約聖書創世記第八章から、

 前証に当たる大洪水後の部分を抜粋して転載する。

  (日本聖書教会版)

  四十日たって、ノアはその造った箱舟の窓を開いて、

  烏を放ったところ、烏は地の上から地上の水が乾ききるまで、

  あちこちへ飛びまわった。

  ノアはまた地の面から、水がひいたかどうかを見ようと、

  彼の所から鳩を放ったが、

  鳩は足の裏を止める所が見つからなかったので、

  箱舟のノアのもとに帰って来た。

  水がまだ全地の面を覆っていたからである。

  彼は手を伸べて、これを捕らえ、

  箱舟の中のを彼のもとに戻した。

  それから七日待って、再び鳩を箱舟から放った。

  鳩は夕方になって彼のもとに帰って来た。

  見ると、そのくちばしには、オリーブの若葉をあった。

  ノアは水が地上からひいたのをを知った。

  さらに七日待って、また鳩を放ったところ、

  もはや彼のもとに帰って来なかった。
 
  (中略)

  ノアは共にいた子らと、妻と、子らの妻たちとを連れて出た。

  また、全ての獣、全ての這うもの、全ての地の上を動くものは皆、

  種類に従って箱舟を出た。

  ノアは、主に祭壇を築いて全ての清い鳥とのうちから取って

  燔祭を祭壇の上に捧げた。

  主はその香ばしい香りをかいで、心に言われた。

 「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない」


 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』
 
 Tell Arpachiyah (Ir aq).

 ハラフ期の土器につ い て

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 《Key Word》

 旧約聖書創世記第八章全焼

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