『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:245頁
第四章 グルジア-1
コーカサスの山塊にグルジアの国名による国が統一されたのは
紀元後十世紀後半のことである。
それ以前には長い間イベリア国が存続した。
建国は紀元前六-四世紀のことと伝えられる。
イベリア Iberia は
ギリシャ語に始まりラテン語(ローマ時代)に引継がれた呼称である。
現在のグルジア Gruzia 国では
自分たちの国名をサカルトベロ Sakhardhvelo と称する。
Sa- は「~の」を表す接頭語で、Khardhveli がグルジア国人を意味する。
グルジア国民を構成する民族は六民族であるが、
主体的な民族はカルト人、ミングレル人、スヴァン人で、
彼等を総じて一般にはカルトベリ人と呼ぶ。
イベリアはこの -hveli に基づく呼称である。
グルジア国 Gruzia (英語名 Georgia)はコーカサスの外・内両山脈間の
山塊地から黒海沿岸にわたる国であるが、
歴史的には現在のトルコ領の東北地方を領していたことがあり、
エルジカン市の西方にサカルタン峠の地名が残っているので、
その辺まで領土が伸びていた。
現在もその地域にはカルトベリ人が居住しているのである。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Ir aq).
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シュメル語・日本語
《Key Word》
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