2013年10月2日水曜日

グルジア-1


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:245頁

 第四章 グルジア-1

  コーカサスの山塊にグルジアの国名による国が統一されたのは

 紀元後十世紀後半のことである。

 それ以前には長い間イベリア国が存続した。

 建国は紀元前六-四世紀のことと伝えられる。

  イベリア Iberia は

 ギリシャ語に始まりラテン語(ローマ時代)に引継がれた呼称である。

 現在のグルジア Gruzia 国では

 自分たちの国名をサカルトベロ Sakhardhvelo と称する。

 Sa- は「~の」を表す接頭語で、Khardhveli がグルジア国人を意味する。

 グルジア国民を構成する民族は六民族であるが、

 主体的な民族はカルト人、ミングレル人、スヴァン人で、

 彼等を総じて一般にはカルトベリ人と呼ぶ。

 イベリアはこの -hveli に基づく呼称である。

  グルジア国 Gruzia (英語名 Georgia)はコーカサスの外・内両山脈間の

 山塊地から黒海沿岸にわたる国であるが、

 歴史的には現在のトルコ領の東北地方を領していたことがあり、

 エルジカン市の西方にサカルタン峠の地名が残っているので、

 その辺まで領土が伸びていた。

 現在もその地域にはカルトベリ人が居住しているのである。

 

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿 


 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』

 Tell Arpachiyah (Ir aq).
  
 まんどぅーかネット

 シュメル絵文字 

 シュメル語・日本語

 《Key Word》

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