『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:280頁
第五章 旧約聖書「創世記」:洪水伝説と祝祭(3)
もう一つのメソポタミアの洪水伝説を記す粘土板の文書は
ニップルから出土した。
しかし、こちらは既に破損などによる読解不可能部分や欠落があり、
「ギルガメシュ叙事詩」ほど完全ではないが、
上記箱舟の部分は読み取りが可能であった。
この粘土板の物語はギルガメシュ叙事詩より古いものと考えられている。
旧約聖書のノアあるいはウトナピシュティムに当たる
この粘土板の王はジウスドラという。
ヘルムート・ウーリッヒ「シュメル文明」よりその部分を転載する。
恐れるべき嵐が荒れ狂った。
同時に破壊的な大洪水が起こった。
七日七夜にわたって、
嵐と洪水は国中を被った。
巨大な箱舟は、嵐の中を波のまにまに揺れ動いた。
その時、太陽の神が現れ、天と地を照らした。
太陽神ウトゥの光は巨大な箱舟の中に差し込んだ。
王、ジウスドラは、
ウトゥの前にひざまづいた。
王は一頭の牡牛を屠殺し、沢山の羊を犠牲に捧げた。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Ir aq).
ハラフ期の土器につ い て
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
《Key Word》
ニップル
0 件のコメント:
コメントを投稿