『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:246頁
第四章 グルジア-2
この地域は鉱物資源の宝庫である。
金銀銅が産出するほか、特に鉄によく似た金属マンガン鉱が
チアツラ市近郊から産出する。
マンガンは鉄より軟らかく、鉄、銅などの合金として使用され、
現在においては高度マンガン鋼は硬度が高く特殊レールなど
耐磨耗部品に使われている。
ただし、この地方のマンガン鉱が
古代においてどのくらい利用されたかについては史料がまだない。
西部グルジアには紀元前にグルジア語で
エグリシ Egrisi と呼ぶコルキス国があった。
ギリシャのアルゴナウティズ(アルゴ丸の船乗りたち)神話に名高い
金羊皮を守っていた国である。
Egri- はギリシャ語表記の αιγλι で山羊のことである。
エーゲ海文化(クレタ文化)の古層に係わる名称である。
コルキス Χολχιζ はギリシャ用語で、
その祖語は青銅を直接的には意味するが、
銅あるいは一般的な金属品をも意味する Χαλκοζ と考えられる。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Ir aq).
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《Key Word》
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