『Yahoo!天気・災害』
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:248頁
第四章 グルジア-4
さて、khardhveli の名称はこれまで確認を繰り返してきたとおり
「牛角崇拝者」を意味する。
彼等の人種的性格は地中海人種に属する。
彼等は、このコーカサスの山塊地方に太古から居住していたのではなく、
南方から紀元前の遅い時期に北メソポタミア、ハブール地方から
ユーフラテス川の上流であるムラット川を越えてアチャーラ方面へ、
また、ウラルトゥのハブリウリから大ザブ川を遡し、
ヴァン湖、セヴァン湖方面から首都トビリシ方面へと移動した
スバル(カルト)人達なのである。
三つの主要民族名のうちカルト人はウラルトゥで
ハルディア人と呼ばれた者達でもあり、フルリ人の後裔といってよいであろう。
シングレル人は別称イメレディ ymerdhi であるが、
この語は神を意味するばかりでなく「像」の意味を持っている。
スラブ語に入って「偶像」を表す komhr となるが、
彼等こそ紀元前三千年頃北シリアのハブール川沿いの遺跡
テル・ブラク で「眼の神殿」を建設し、「メ」を神として崇め
眼の偶像を奉納した人々の後裔と考えられる。
ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Ir aq).
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トビリシ
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