2013年10月19日土曜日

洪水伝説と祝祭(2)


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:279頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:洪水伝説と祝祭(2)

 「オリエント神話」

 ウトナピシュティムの船が洪水が治まってから

 ニシル山に着いてからの七日目以降の詩句を転載する。

  七日目になった時、

  私は鳩を派遣し、解放した。

  鳩は飛び去ったが、帰って来た。

  どこにも休む場所が見えなかったので、

  鳩は戻った。

  そこで、私は燕を派遣し、解放した。

  燕は飛び去ったが、帰って来た。

  どこにも休む場所が見えなかったので、

  燕は戻った。

  そこで、私は烏を派遣し、解き放した。

  烏は飛び去り、水が引いたのを見て、

  彼は食べ、旋回し、カアカア鳴き、

  そして戻らなかった。

  そこで私は四つの風に全てを解き放し、

  そして、犠牲を捧げた。

  私は山の頂上に神酒を注いだ。

  私は七つ、また七つと祭器を置いた。

  私はそれらの壺の台の上に、

  草と杉の木とテンニンカを積み上げた。

  神々はその香りを嗅ぎ、

  神々はその甘い香りを嗅ぎ、

  神々は蝿のように、

  犠牲の施主のまわりに群がった。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 
『参考』
 
 Tell Arpachiyah (Ir aq).

 ハラフ期の土器につ い て

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 《Key Word》

 テンニンカ

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