2014年6月9日月曜日

八溝山:薬師信仰の山(15)


 『Yahoo!天気・災害』
 Matのジオログ

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:649頁

 第十一章 日本に祀られたインドの神々

 八溝山:薬師信仰の山(15)

  次に、

 その日本の宗教的深層の沈潜している

 神名の一例を取上げたい。

 八溝山の南方は茨城県久慈郡で

 近津神社が鎮座する大子町である。

 「大子(だいご)」名は町内の大子地区の名に依るが、

 その由来も隣り田気(たげ)にある「王子神社」に依拠する。

 大子は「王子」である。

 「田気」は「子孫、小児」を表わすサンスクリット語の

 tuki の転訛で王子に対応し、

 王子神社はまた近津神社に相応するのである。

 「王子」を町名にしている町が奈良県北葛城郡王寺町である。

 町名を王寺にしているが、原義は王子であろう。

 王寺地区名が広くあるが、太子地区もある。

 ここが王子の里であるのは次のような理由による。

 本町地区に現在「親殿神社」が鎮座する。

 その訓音「チカトノ」は「チカツ」に近似し、

 近津神社と祖語を同じくすることが理解できる。

 同社は延喜式神名帳大和国葛下郡に

 「深溝(ふかみぞ)神社」と載る神社に比定される。

 「深溝」は「シンコウ」で「智識」を表わす

 パーリ語の sukhā (サンスクリット語の śikaṣa)の転訛である。

 親殿神社の東方の河合町薬井は

 同社の薬園であっただろうか。


 北方に片岡神社が鎮座する。

 《参考》


 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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