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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:654頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
紀伊:天神族の国(4)
「国造本紀」にみられるように、
日前神宮、国懸神宮は紀氏が奉祭している。
その鎮座地は和歌山市宮地区秋月である。
秋月は天道根命の後裔で
代々両社の社務に当たってきた秋月氏に同じであるが、
「アキツキ」はサンスクリット語の「天空」を表わす
ākasa に由来すると考える。
つまり「紀」 とはサンスクリット語の
kha を祖語とする名称である。
その意義は ākasa と同義で「天空、虚空」を表わす。
紀氏はすなわち「天氏」の別称である。
kha は漢音で「佉、朅」と転写されているが、
この訓音は qū とされ、「クィ」に近い。
日本語の発音(chü)では「キョ、キャ、カ」で、
国号二字制で紀伊(きい)と表記されたのにも対応する。
宮地区秋月の南に津秦(つはた)があるが、
これは sūr-patha/svarga-patha (天界の道)の転訛で
「天道根」を表わしたものである。
上記神宮の東方に同じく延喜式神名帳名草郡に
「鳴神社名名神大」と記載された
同名社(和歌山市宮地区鳴神)が鎮座する。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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