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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:666頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
稲荷:黄金山信仰(1)紀伊郡と紀氏④
宇佐神宮の祭神がウーシャス ūsas で、
その子がアシュヴィン āsvin 双神であり、
紀氏はインドの同じ系譜の神々を
奉祭することとなり統一がとれる。
インドラ神の系統については第八章のうちの
「インドの神々」で紹介してある。
また「八幡神」についても第五章のうちの
「ノアの系図(1)ヤペテの子孫」で触れたが、
宇佐宮は本来上記のウーシャス神、アシュヴィン双神の
三神が主祭神であったが、
後に誉田別命、息長帯比売命を祀ることにより、
八幡宮( avatāna 権化/ヤペテ)となったのである。
そのため宇佐八幡宮祭殿の中央には比咩大神、
左右に田別命、息長帯比売命と主祭神が
脇殿に鎮座しているという
一見不可解な配置になっているのである。
宇佐神宮の社殿の壁が朱塗りされているのは、
ウーシャス神が曙神であることから
その暁の陽色を表現しているからである。
岩清水八幡宮から平成3年になって神像八体が発見された。
そのうちに女神坐像二体、童形神坐像が五体あった。
女神像はウーシャス神を、童形神像は製作年代がばらばらで
双神の構成にはなっていないが、
宇佐八幡宮にもあるようにアシュヴィン双神(童子)を表わし、
宇佐神宮の古層の信仰が踏襲されていた証である。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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