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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:671頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
稲荷:黄金山信仰(3)稲荷山②
延喜式神名帳には山城国紀伊郡に「稲荷神社三座名神大」とある。
現在の祭神は次の五座となっている。
「梁塵秘抄」には
「稲荷をば三つの社と聞きしかど五つの社なりけり」
とあるので平安時代初期に三座であったものが
平安末期には五座となったことを示している。
下社 宇迦之御魂神 <中央座>
中社 佐田彦大神 <北座>
上社 大宮能売大神 <南座>
田中社 田中大神 <最北座>
四大神社 四大神 <最南座>
カッコ内は稲荷大社本殿内の配置を指す。
これにより解かることは、
稲荷大社の主神が宇迦之御魂大神であるが、
お山においてはそうではなさそうだということである。
中社の佐田彦大神とは猿田彦神の別称で、
大宮能売神は天鈿女神の別称である。
佐田彦神はまた塩土老翁神であり、
つまるところインドラ神がその祖像である。
大宮能売神は佐田彦の妻となり猿女氏の祖とされた、
日本で古事記の天孫降臨により構想された組合せの妃神である。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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