2014年6月15日日曜日

紀伊:天神族の国(6)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:656頁

 第十一章 日本に祀られたインドの神々

 紀伊:天神族の国(6)

  名草郡の東方は那賀郡となるが、

 「ナカ」は茨城県那珂郡、那珂川でみたように

 「天空」を表わす nāka の音写であり、

 紀(kha)と同義である。

 那賀郡那賀町那賀にある西野あるいは西野山は、

 花を表わす sūna に依拠する。

 西野山は日本の外科医術上に名高い華岡青洲の故郷で、

 華岡は花岡で花山を意味する。

 また地区内に王子神社が鎮座するが、

 sūna がまた「息子、王子」を意味するのである。

 西野の東隣り伊都郡かつらぎ町に

 背ノ山あるいは妹背(せの)があることも、

 その地名が単なる西の山ではないことを示す。

 シノ名は那賀郡内に散在する。

 那賀町の西側、粉河町には志野がある。

 この志野の北方、打田町と大阪府との県境には志野峠がある。

 那賀郡の南隣り海草郡美里町には真国(まくに)川が流れ、

 真国宮の地名がある。

 この地には平安時代から真国荘があったように、

 真国は古名である。

 現在は「マクニ」と呼ぶが、

 これも「シナクニ」であったとみられる。

 荘域内に花野原の地名がある。

 その東方、伊都郡に平安時代からの荘園名である

 花園(村)があることをも参考となる。

 村内の新子(あたらし)は「シネ」の転訛であろう。

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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