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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:672頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
稲荷:黄金山信仰(3)稲荷山③
ここで第一章祝祭を再認してみなければならない。
「ウケ」とは牡牛の意味であり、
それはまた神饌を表わすものであった。
豊宇気毘売神(登由宇気神)は「神饌神」であった。
宇迦之御魂大神の「宇迦」はこのウケと同義である。
西アジアにおいて祝祭で供犠された牡牛と小麦は
一対の組合せであった。
古事記に須佐之男命が切り殺した大気津比売神の屍から
「頭に蠶生り、二つの目に稲種生り、二つの耳に粟生り、
鼻に小豆生り、陰に麦生り、尻に大豆生りき、
故、ここに神産巣日の御祖命、
これを取らしめて種と成しき」
日本書紀では
保食神を月夜見尊が殺したとの伝承になっているが、
「粟、稗、麦、豆を畠の種とし、稲を水田の種とされた」とある。
「宇迦之御魂」とはこれら穀類の「種」を表わしているのである。
つまり西アジアでの小麦は稲作地帯に入り、米に変ったのである。
現在中国の雲南省の牛殺祭に牛頭にかけられるのは
「ゴウ」と呼ばれる米粥である。
日本でも最近まで殺牛の際には米を食べさせた。
また飼育を牛を売り払う前日に
ご飯を与えることは習慣になっていた。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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