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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:646頁
第十一章 日本に祀られたインドの神々
八溝山:薬師信仰の山(12)
以上のように八溝山の周囲は
医薬に係わる痕跡に包まれている。
そこで「八溝」の意味を追求すると、
結局アシュヴィン双神の別称であるヤマ yama に至りつく、
その意味は「双生児、ふたご」である。
「ヤミゾ」は yama-ja (双子)あるいは
yamatā (ヤマ神であること)の転訛であろう。
その論拠を支援する資料に那須郡黒羽町側で
八溝山から流れ出る武茂川の谷合に
上南方、南方(なんぽう)の地名があることである。
同じ yama 神にはアシュヴィン双神とは別に
「死んで天界にある祖先を支配する神」
また、別の神話で「下界を支配する死の神」、
仏教のいう閻魔をいうことがあり、
彼が南方の守護神のため yama-diś は
「ヤマ神の住する方向」で「南方」を表わすのである。
よって黒羽町の南方(なんぽう)が
yama 神名により付けられた地名であり、
八溝が「ヤマ」に依拠していると判断されるのである。
また、松本市には「野溝(のみぞ)」があり、
本来「ヤミゾ」で同地区はまた「二子(ふたご)」の地名と重なって
呼び慣らされているのである。
これも八溝山が筑摩山地の横山と同じく
医方明神を山名にしている証拠資料ともなる。
八溝山はアシュヴィン双神を祀る医薬師信仰の山である。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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