2014年6月27日金曜日

稲荷:黄金山信仰(1)紀伊郡と紀氏⑦


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:669頁

 第十一章 日本に祀られたインドの神々

 稲荷:黄金山信仰(1)紀伊郡と紀氏⑦

  伏見区深草鳥居崎町に藤森(ふじのもり)神社が鎮座している。

 「藤森」は「藤杜」あるいは「藤社」であった。

 この神殿の相殿に「藤尾社」があり、

 社伝に依ると、同社の前身であったという。

 藤尾は現在の稲荷大社のある地の古名で、

 その地主神が「藤尾社」または「藤野井社」であった。

 稲荷大社が盛んになる以前の神格が

 藤尾社であったことをうかがわせるが、

 これも紀氏の信仰が深く係わっていると考えられる。

 「藤尾(ふじお)」はまた「フジピ」で、

 そのサンスクリット語の puṣpa で「花」を意味し、

 sūna と同義である。

 稲荷大社の西方の一帯は「砂川」で

 かっての藤尾郷の地帯である。

 藤尾名は山科の花山など紀氏の「花」と深く係わる用語である。

 さらに「伏見」名もこの藤尾 puṣpa に由来している。

 《参考》


 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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