2014年6月29日日曜日

稲荷:黄金山信仰(1)稲荷山④


 『Yahoo!天気・災害』
 Matのジオログ

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:673頁

 第十一章 日本に祀られたインドの神々

 稲荷:黄金山信仰(3)稲荷山④

 稲荷大社においては、特に稲種が尊重されたとの理解ができる。

 宇迦之御魂を

 「倉御魂神」と「宇迦」を「倉」と表記している理由もそこにある。

 「倉:クラ」はサンスクリット語の kūra の音写で、

 その語義は「飯」である。

 よってその意味は「飯御魂」となり「稲御魂」と同義である。

 稲種に対する信仰である。

 同社の祭事稲荷祭は現在4月8日に近い日曜日は行われているが、

 今昔物語巻二八の第一話

 「近衛舎人どもの稲荷詣でに重方女にあふものがたり」しは

 「今は昔、衣曝(きさらぎ)の始午の日は、

  昔より京中に上中下の人稲荷詣でとて参り集ふ日なり」

 とあるとおり

 「如月の始午日」に行われた春耕祭で、

 また歌垣のような行事であったとみられる。

 歌垣には祝祭(殺牛祭)がつきものであった。

 「餌袋(えぶくろ)、破子(わりこ)、酒など持たせ、つれて参りける」

 とあるようにここが宇迦の山でもあった。

 春の歌垣が新畑祭で播種祭であることは記述のとおりである。

  お山には大杉大神あるいは大杉社、傘杉社がある。

 その「杉」はサンスクリット語の śuci(śucyah) の移入である。

 その意味は「輝く、光を発する、白く輝く」で、

 これは雷電、電光をいっているのである。

 傘も同じく kaśa で「光輝」の意味であり、

 インドラ神の武器である。

 佐田彦大神奉祀に合致する。

 山頂近くには「雷石」があり、「おせき社」がある。

 稲荷山は花山であり石山で、
 
 インドラ神話においてインドラ神は

 sumeru 山の svarga に住む。

 《参考》
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
 
  牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ 

0 件のコメント: