2014年4月4日金曜日

セリカ名の由来と遺称(4)


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:566頁

 第十章 天毒とセリカ

 セリカ名の由来と遺称(4)

  鹿児島湾の別称は錦江湾である。

 「錦」は絹織物の一種、

 布を織る工程で絵柄を織り込んだものを謂う。

 湾岸に絹の産地があったことになる。

 石垣(セリカ)名は揖宿郡頴娃町にあるが、

 これについては後述する。

 まず、注目するのは姶良郡加治木町に代表される一帯である。

 「カジキ」はサンスクリット語の「絹、絹布(帛)」を表わす

 kraśika の音写である。

 町内の反土(たんど)は京都府丹羽や反物などに係わる

 tantu(糸)、tan(織物を擴く)を祖語とする。

 また反土の西側に位置する木田は「キタ」で kita(蚕)の音写で、

 鳥取県の気田郡(現気高郡)名と同根である。

 地区内にある隅姫神社の「クマ」は krmi の転訛で蚕を表わす。

 反土には小鳥神社が鎮座し、その北方に薬草を意味する

 ośadhi である小山田地区があり、

 インドの医薬に対する信仰文化が浸透したことを示している。

 加治木町の東側隼人町に内、内山田との地区があるが、

 この「ウチ」はそこに宇都山がある通り「ウツ」で、

 これは「桑」を表わす ut に依る。

 この一帯は明治29年までは「和名類聚抄」にもある

 「桑原郡」であった。

 ut-rīpîtî も「桑」を表わすが、

 国分市上井の韓国宇豆峯神社の「宇豆峯」の転訛と見られ、

 宇都山と同義でである。

 桑原郡はかって囎唹郡内であったと考えられている。

 和名類聚抄には、その郡内に葛例(かれ)郷があった。

 「葛例」と韓国宇豆峯神社の「韓」は

 呼称の理由を同じくしており、

 錦江湾の奥の地を「カラ」と称し、

 韓国と表記したと考えられる。

 《Key Word》

 錦江湾

 木田の田の神様(きだのたのかんさあ)

 隅姫神社・鹿児島

 九州地方鹿児島県姶良郡加治木町の神社一覧

 韓国宇豆峯神社

 『参考』

 前人未到の道を行く - 邪馬台国・奇跡の解法 - Gooブログ
 古代史獺祭


 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部



 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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