『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録18:7~8頁
その『干支圏』の詳細はどんなものだったのか?。
それは下図のように配置されている。
ネは子で子国はコマ。
高麗=高句麗(コクラ)・小倉に。
ウシは丑で大日(ウシ)(大隅語)、
これはオカと読まれて岡(=福岡)、遠賀のあたり。
トラは寅で当国(トラ)、これはトマ・ツマと読まれて宮崎県の妻。
寅をエンと読んで遠賀が寅になった時代もある。
ウの卯は東端で大がウ、北では大分・臼杵が合い、南では大崎・青島が合う。
タツ・辰は辰巳ガ島の位置に種子ガ島があり、巳のミはその西に三島村がある。
これから行くと午は、どうしても奄美大島になる。
ここは大之国(ウシマ)=大国(ウマ)、大隅もやはり大国・ウマでもあった。
そこから見ると未・ヒツジの位置に枕崎市日之出(ヒツジ)町がある。
申はサル、薩摩語ではサッともいうから薩摩。
酉はトリ、川内市鳥追町や熊本市と八代市にある通町が合い、
鳥をチョウと発音すると長島もその位置にある。
戌はイヌ、犬ころをエノコロと発音するから吉野ガ里もエノガリで戌。
ここは志賀島出土金印の「委奴国」だった可能性が高い。
こうみてくると、
それ相応の位置にだけ、干支相当の地名が残っているし、
子を高句麗に、
午を大島に置く大『干支圏』の遺物も分布している。
根 高麗
イノ ネ コマ オカ 岡・遠賀
委奴国 子 子国 大日
イ 亥 丑 ウシ
吉野ガ里 宮崎県妻=當間
エノ 當国=トマ
イヌ 戌 寅 トラ
熊本市通町 大分
八代市通町 臼杵
長島 トリ 酉 卯 ウ
川内市鳥追町 大崎
薩摩 辰巳ガ島 種子ガ島
サッ タツ
サル 申 辰
枕崎市日之出町 三島
ヒツジ 未 巳 ミ
午 ウマ
大国=大之囲=奄美大島
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