『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録18:20頁
バイカル湖の西端にあるのがイルクーツク市で西子人宿だから沖縄語、
これを古い用字を使って爾支觚宿と書くと、
爾の字は中国音でイルという発音があり、
それが沖縄語によるものだとわかる。
そしてこの地名が卑弥呼時代にまでつながる。
では『干支圏』に戻ろう。
オビ川の西、ヤマル半島はネネツ自治管区に入っていた。
その辺りが根子津で「ネの国」、その北の海はカラ海で姶良・加羅・韓。
この自治管区の西端にはコラ半島・高良・高麗があるから、
この地域に亥・イノシシの名が残っている可能性がある。
するとヤマル半島の東南、亥の位置にぺチョラがある。
チョは猪、ペチョラは辺猪羅だ。
その南にコスランがある。
コは沖縄語のク、高(コ)の国は狗(ク)奴国と書かれていた。
狗は犬だから、ここでも狗津羅奴国と呼ばれていたものが、
後にコスランと変化することにぴったり合っている。
これは我が国では馬津羅奴国=末廬国がある。
馬は午、真南。間違いなく馬韓国の南端に当る。
その南西にはコトラスがある。
西は「酉」だからトリとすれば、
コトラスは「小鳥巣」が原型だったとみると干支にピッタリ合う。
その南は北ウラル丘陵で都市はないので少し距離があくが、
大都市のサラトフが「申(サル)」の位置こある。
その南東にはクリサルイがあり、これは高麗・猿・王を意味している。
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