『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録19:5頁
アレクサンドロスのその行動は、
深い「心の傷」が爆発したものだった。
ご記憶と思うが、
父のピリプ(フィリップ)は小国劣等感患者で、
領土拡大にのめりこみ、外征に明け暮れた軍人王だった。
母のオリンピアはピューティアで、愛と平和を説く女性であり、
残酷を誇る夫を許せなかった。
その不和がついに昂じて、母は父を暗殺させてしまった。
事情はどうであれアレクサンドロスには。
癒えることのない心の傷を負わせた人間極限の悲劇だった。
彼は、日夜接していた母の、
父の非行を憎み悲しんでいたその悲願をかなえようとして、
しかも父の残したDNAの命ずるままに、
母の平和世界実現の悲願を、
父がとった忌むべき手段「征服」によって果たそうとした。
戦争は国が分立していることから起こる。
世界から国境をなくせば戦争はなくなるという考えに、
凝り固まってしまったのだ。
「母の理想世界を実現するために、父が残した軍隊と戦略を使う」という、
全く矛盾した2つのDNAが合成した唯一の進路が、
彼の東征の本当の原動力だったのである。
神武天皇が唱えた「八紘一宇(はっこういちう)」、
「八紘(天の下全域)を覆って=(天を尾根にした)、
一宇(一軒の家)にしよう!」というのは、
このアレクサンドロスの思想そのものである。
だからギリシャ人が来た時期は、
間違いなくアレクサンドロス東征以後なのである。
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