『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録19:3頁
大学院講義録18では、
我が国からシベリヤにかけて
『干支圏』が広く分布している事実が理解できた。
しかし、その中心には中国があるから、
これだけではまだ、
それを中国発祥の古代文化だと錯覚する人が、
あるかも知れないと思うので、
この点をもっと明確にしておこう。
中国の方位観は、多くの史書が書く
「東夷」
「北狄(てき)」
「西戎(じゅう)」
「南蛮」の四方位で、
中央に「中華」がくる。
そこにあるのは皆「夷狄(外敵=蛮人)」の代名詞で、
獣の名も色の名の片鱗もない。
強いていえば蛮人を獣なみに見ていたと言えなくもないが、
『四神』の獣は竜も虎も只の獣ではない。
竜は中国人が帝王の象徴とし、
他の鳥獣も尊い神霊として崇めてきたものばかりである。
中心が全く逆で根本的に違っていることを見落としてはならない。
それは中国の方位圏が、国家の構成を示すためのものではなく、
国家として認めるのは、
中央の「中華」だけであって、
四囲に居るのは全て蛮族だという、
他をけなして自国だけを誇示しようとする
「劣等感の産物=中華思想」が生んだ方位観だからなのである。
だから中国のそれは「敵」を明示した「闘争思想」の表現であり、
我が国のそれらは全て「和の思想」の産物だという違いがある。
この「ワ=和」が、聖徳太子の時代まで一貫した国家理想だったからこそ漢音
「ウワイ」の倭を「ワ」と訓読することにもなったのである。
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